5/22 Phantasmagoria

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Phantasmagoria
5/22(金)
代官山UNIT

OPEN : 23:00
START : 23:00
CHARGE :
ADV. 3,000yen DOOR 3,500yen
*20歳未満の入場不可。要写真付身分証

act
【UNIT】

  • AOKI Takamasa (Dj)
  • Dj Nobu (Dj)
  • Endon
  • Mark Fell / Sensate Focus
  • MTv + Naohiro Ukawa (Vj)
  • NHK yx Koyxen
  • Russell Haswell + Painjerk

【SALOON】

  • THRIVE
  • miclodiet
  • BLACKPHONE666
  • hakobune
  • nobuki nishiyama (Dj)

TICKET :
Advance Ticket: Now On Sale
ローソン [L] 78819
e+
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RA

Shop:
disk union 渋谷 Club Music Shop
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disk union 下北沢 Club Music Shop
disk union 吉祥寺
Technique
UNIT店頭

INFO :
UNIT 03-5459-8630

“Outstanding Outsider sOund phantasmagOria”
“Phantasmagoria”とは、「熱に浮かされた時のように脈絡のない奇妙な一連の心象」、あるいは「移ろいゆく景色」などを意味する可算名詞で、これは不思議と今の混沌とした音楽状況をあらわしている。

たとえば90年代後半から分野横断的で学際的なアーティストとして活動し、ウィーンのMego/現Editions Mego等からコンピューター・ミュージックの極端で過剰な側面を引き出し続けるRussell Haswell。
そのRussell Haswellとお互いの音源をエディットしあったスプリット・コラボレーション『Electroacoustic Sludge Dither Transformation Smear Grind Decomposition nO!se File Exchange Mega Edit』をEditions Megoの200番目の作品としてリリースした、日本が誇るワンマン・ソニック・アーミーPainjerk。
あるいは“BPM”ではなく“ミリセカンド”によって規定された、「シフトしてゆくビート」(彼自身はこれを「microtemporal work」と表現している)を編みだし、テクノやハウスの定律性にまっこうから対峙したMark Fell及びその変則ハウス名義であるSensete Focus。
さらにはノイズ/グラインド/電子音楽などの膨大な要素を高速で寸断し、バンド・フォーマットとエレクトロニクスのライヴ形態双方向から文字通りのエクストリーム・ミュージックに対して過激なアップデートを画策するEndon。

彼らに共通するのは、もはやジャンルでもなんでもないかもしれないが、多様な文脈を処理する際の過剰さという面において、奇妙に互いをコネクトする突出した磁場をかんじさせるのは確かだろう。

本イベントでは、そこにこの夜を企てるNHK yx Koyxen、Dj Nobu、彼ら二人によるユニットMTv(映像はDOMMUNEの宇川直宏が担当)、さらにAoki Takamasaが加わり、一夜の夢を演出する。

音楽は移ろうものである。しかし「移ろう」ということがかならずしも(いってみれば日本的な)「はかなさ」とイコールであるわけではなく、情報化が進んだ社会おいては、むしろ純度の蓄積を高めることに繋がるもので、そうした現在の音楽シーンが抱えるさまざまな要素の突端が集中する一面を、ぜひこの“Phantasmagoria”にてご体感いただきたい。

なお、当日は地下3FのSALOONにおいてもジャンルの枠組みを超えたアウトサイダーたちが結集。Phantasmagoria / UNIT / 落合soupによるコラボレートのもと、ライヴを中心としたプログラムが進行する。

宇都宮のクラブSOUND A BASE NESTを母体として結成されたTHRIVEは、重圧のビートと複雑で多様な要素に満ちたエレクトロニクスを駆使するデュオ・プロジェクトであり、すでにセルビアのGenesa RecordsやウルグアイのPar Recordingsからリリースを果たし、国際的な評価を獲得している。
カセットテープ・レーベルsludge-tapesを運営し、2014年末からこの3月にかけてはTHRIVE と同じくGenesa Recordsからも連続してリリースを続けているmiclodietは、極端なフィードバックによるノイズ・ミュージックのエクストリームな表現領域を圧巻の低音と綴じ合わせた独特のライヴを披露。
その名の通りカスタム・メイドされた黒電話を発振器として用いる黒電話666(BLACKPHONE666)は、語法・奏法としての“ノイズ”に蓄積された文脈を踏まえながらも、より緻密で抑制されたコントロールの美学によって世界に冠たる日本のノイズ・シーンにおいて次世代を体現するアーティストの一人である。
また、今年3月でなんと51作目となるルバムを発表し、アンビエント/ドローンの領域において現在の日本でもっとも旺盛な活動な活動を続ける存在であるhakobuneも、エクスペリメンタルなアプローチとリッチなサウンドスケープを両立させたサウンドで参戦。

いずれ劣らぬ猛者/曲者揃いとなるこちらのSALOONもお見逃しなく!